先日、自宅での出来事で「言葉って難しいなぁ」と思う出来事があり、
なぜ「言葉が難しい」って感じたんだろう?と疑問を持ったので考えてみました。
このブログでは日常で起きた出来事から気になった事をゆるっと考えてみたコトを書き綴っています。
気になった方のちょっとした息抜きにでもなれたら嬉しいですので、ぜひ最後まで読んでいただけるとありがたいです。
では初めて行きましょう。
先日「言葉って難しいなぁ」としみじみ思う出来事がありました。

ある日のことです。
料理をしていて、うっかりソースを手にこぼしてしまった私は、慌てて子どもにこう言いました。
「ティッシュをとってちょうだい!」
すると子どもは元気よく「わかった!」と返事をして、すごい勢いで部屋を走っていきました。

…が、なかなか戻ってこない。
どこ行ったのかな?と思っていたら、ようやく戻ってきた手には、なんとトイレットペーパーが。

「あぁ…そうじゃなくて、テーブルの上にあるティッシュをとってほしかったんだけど…」
そう伝えると、子どもは「そっか!」と納得したようにテーブルへ向かい、今度はティッシュを“箱ごと”私に渡してくれました。

……いや、ありがたいんだけど、私、手が汚れてたのよね。
できれば1枚だけ取って、私に“そっと”渡してほしかったの。
でもまぁ、それは子どもにとってはさすがに難しい注文だったかもしれません。
私は「ありがとう」と笑ってお礼を言いました。

こういうことって、意外と日常にあふれていませんか?
たとえば、
「ちょっとそれ、取って」と言ったら違う“それ”が出てきたり、
「適当にしていいよ」と言ったら、想像以上に“適当”な仕上がりになったり…。
一言で済ませたつもりが、うまく伝わらない。
逆に細かく言いすぎると「え、めんどくさっ」って思われてしまう。
言葉って、ほんとうに、難しい。
言葉を正確に伝えるって、どういうこと?

今回の出来事をふり返ってみると、私が最初からこう言えばよかったんですよね。
「そこのテーブルの上にあるティッシュを1枚とって、手が汚れてるからそっと渡してくれる?」
でも、これって…ちょっと長いし、いきなりそんな細かいお願いをするのもなんか変な感じがします。

急いでいるときなんて、そんな丁寧に説明していられませんしね。
でも逆に、言葉を省略すればするほど「伝わらない可能性」が高まる。
言葉って、「短くすれば伝わらないし、長くしても伝わりづらい」という、ちょっと不思議な性質があると思いませんか?
“相手が何をどれくらい知っているか”で伝わり方は変わる

さらにややこしいのは、伝える相手の“知識”や“経験”によって、言葉の受け取り方が変わってくるという点です。
たとえば、同じ趣味を持っている友だちには、専門用語を交えても話が通じます。

「さっきのレンズ、F1.4で開放だったよ」なんて言っても、カメラ好き同士ならすぐに理解できる。
でも、まったく興味がない人にそれを言ったら、「何のこと?」「F 14ってトップガンの話?」などと混乱させてしまうだけです。
子どもとのやりとりも同じで、
「“ティッシュ”=“箱ティッシュ”」だと思っている私と、
「“ティッシュ”=“紙っぽい何か”」だと思っている子どもでは、同じ言葉でも見えている世界が違うんですよね。


つまり、「相手がどれくらい知っているか?」を意識して言葉を選ばないと、同じ日本語を話していても、伝わらず残念な気持ちになります。
言葉を伝えるって、ほんとうは“心を読むゲーム”?

ここまでの話をまとめてみると、
「言葉を正確に伝える」って、
・状況を正しく伝える技術
・相手の知識レベルを見極める洞察力
・その両方をうまく噛み合わせる言葉選びのセンス
が必要なんですよね。

要するに、言葉って、「相手の頭の中」を想像しながらやりとりする、ちょっとした“心を読むゲーム”のようなものなのかもしれません。
でももちろん、そんなに毎回うまくいくわけじゃありません。
だから、誤解もすれ違いも起こるし、思わぬ方向に話が転がっていったりもします。

それでも、「あぁ、違うのそうじゃなくてね」と言い直して、
「あ、わかった!」と笑いあえるような関係でいられたら、それだけで素敵ですよね
それでもやっぱり、言葉は面白い

今回の一件で、「言葉って難しいな」と思ったのと同時に、
「でも、やっぱり面白いな」とも感じました。
同じ「ティッシュをとってちょうだい」という言葉でも、
相手や状況によって、意味がこんなにも変わってくる。

そんなふうに、言葉って生き物みたいに変化するものなんだな、と。
うまく伝わらなかったとしても、それを笑い話にできる余裕と、
「もうちょっと、わかりやすく伝えるにはどうすればよかったかな?」と考える習慣があれば、

それはきっと、より良いコミュニケーションへの一歩になる気がします。
最後に

言葉って、ほんとうに不思議で、奥が深くて、時にやっかい。
でもやっぱり、私たちにとってなくてはならないもの。
だからこそ、少しだけ「相手の立場で考えてみる」ことや、

「伝わらなかったらまた言い直そう」という心の余裕を忘れずにいたいなと思います。
今日もどこかで、誰かが誰かに「ティッシュをとってちょうだい」と言っているかもしれません。

それがちゃんと伝わっても、伝わらなくても。
そこにちょっとした優しさと伝わらないかもしれないと思える余裕があれば、それで十分良いコミュニケーションなのかもしれませんね。

このブログでは
「良く考えてみたら〇〇じゃないかな?」
という内容の記事を書いています。
今回は「なぜ言葉が難しいのか考えてみた」という内容でした。
ゆるっとふわっとなんとなく考えてみたという不定期で気まぐれな思索日記です。
内容が気に入っていただけたらまたお気軽にお立ち寄りください。

最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまた、次の記事でお会いしましょう
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