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私たちがコミュニケーションを取る相手は、他人だけじゃない

「コミュニケーション」と聞くと、多くの人が“誰かとの会話”を思い浮かべるかもしれません

たとえば、仕事の報告をしたり、友達との雑談や、SNSでメッセージを送り合ったり。

確かに、そういった“他人とのやり取り”はコミュニケーションの代表的な形といえます。

でも、よくよく考えてみると──

私たちがコミュニケーションをとっている相手は、なにも「他人」だけに限らないのではないでしょうか。

今回はそんな視点から、「私たちはいったい誰と、どんなふうにコミュニケーションをしているのか?」について、少しゆるやかに考えてみたいと思います。

目次

実はたくさんいる?私たちがコミュニケーションをとっている相手

他人と話す以外にも、私たちは日常的にさまざまな対象と“やり取り”をしています。

たとえば──

自分自身(心の中の独り言や、悩みごとの整理)
未来の自分(スケジュール帳に書くメモやToDoリスト)
過去の自分(昔の日記や写真、ふとした記憶)
自然やモノ(風の音や景色、手紙やモノに込めた思い)

こうして見ると、コミュニケーションとは「人との言葉のやり取り」に限らず、「思いや感覚を伝える行為」全体を指しているとも言えそうです。

そしてなかでも、意外と見落とされがちなのが「未来の自分とのコミュニケーション」です。

未来の自分に、どんなふうに話しかけていますか?

「これ、明日の自分へのメモとして書いておこう」
「1年後にこの手紙を読み返したら、どう感じるかな」
「この気持ち、いつか忘れそうだから残しておきたいな」

こんなふうに、私たちは「まだ来ていない自分」に向けて、言葉を投げかけていることがあります。

これはまさに、未来の自分とのコミュニケーションです。

この“対話”の手段として、いちばん手軽で確実なのが「書くこと」。

言葉を紙に書くことで、もやもやした感情が整理されたり、頭の中のイメージが形を持ち始めたりします。
つまり、「文字を書く」という行為そのものが、自分との対話を深め、未来の自分への橋渡しにもなるのです。

書くことで、イメージが「現実」に近づく

たとえば、夢や目標をノートに書いたとき。
その瞬間、ふわっとした願いが、少しずつ輪郭を持ちはじめるような気がしませんか?

これは、言葉にして書き出すことで、内面のイメージを「具現化」しているから。

頭の中にあることは、放っておけばすぐに流れていってしまいます。
でも、書き留めておくことで、「自分はこう考えているんだ」「こんなふうになりたいんだ」と、意識にしっかりと刻まれる。

そしてその言葉を、未来の自分が見返すことで、ふたたび行動のきっかけになってくれたりするんです。

言葉の使い方ひとつで、見える景色が変わる

自分に対して投げかける言葉にも、力があります。

たとえば、今までやったことがなくちょっと難しいことをしてみるとき──

「どうせ無理だよ…」という言葉と、
「まあ、とりあえずやってみよう」という言葉。

同じ状況でも、かける言葉が違えば、心の動きもまるで変わりますよね。

これはつまり、言葉の選び方が、自分の感情や行動に直接影響するということ。

周りの環境を変えるのは難しいかもしれませんが、言葉の使い方を意識するだけで、見える世界は少しずつ変わっていきます。

「言霊」という考え方:言葉には、力が宿る

古くから日本には、「言霊(ことだま)」という考え方があります。

これは、言葉には魂が宿り、発した言葉が現実に影響を与えるというもの。

たとえば、「ありがとう」や「大丈夫」といった言葉を繰り返すと、自然と心が落ち着いて前向きになることがありますよね。

科学的に証明されているわけではないけれど、経験的に「たしかにそうかもしれない」と感じたことがある人も多いのではないでしょうか。

だからこそ、どんな言葉を使うか──

それは、他人との関係だけでなく、自分自身との関係にも大きな影響を与えるんです。

言葉は、自分自身との一番身近なコミュニケーションツール

「言葉」と聞くと、人に伝える手段というイメージが強いかもしれません。

でも実は、いちばんよく言葉を受け取っているのは“自分自身”なのかもしれません。

・どんなふうに自分に話しかけるか
・未来の自分へ、どんな言葉を残すか
・日々、どんな言葉を口にして生きているか

それによって、自分の感じ方も、行動も、少しずつ変わっていく。

言葉とは、自分との対話を深め、未来を形づくるための「不思議なちから」でもあるのです。

おわりに

私たちは日々、誰かと、そして自分とコミュニケーションをしています。

目に見えないそのやり取りの中で、何気なく使っている言葉たちには、大きな意味と力が込められています。

だからこそ、少しだけ言葉を意識してみること。
自分自身と、優しく会話してみること。

そんな心がけが、未来のあなたにとって、心強いメッセージになり、より良い人生を送る手助けになるかもしれません。

最後に

このブログでは、

「よく考えてみたら、〇〇じゃないかな?」という視点で、

身近なことをゆるやかに思索しています。

今回は「コミュニケーションを取る相手は他人だけじゃない」というテーマで、

ゆるっと考えてみました。

不定期・気まぐれ更新ですが、

またふと思い出したときに、ふらっと立ち寄っていただけたら嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ではまた、次の記事でお会いしましょう。

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